芸人ヒロシさんのキャンプ動画:「ヒロシちゃんねる」、人気の理由を考察する四回のうち三回目。だいぶしつこい感が出てきてはいないでしょうか?(笑) 次回最終回ですので、宜しければ今回もお付き合い下さい。★ヒロシちゃんねる人気からの考察③:切替・受容力を学ぶ★と題してみていきます。
ヒロシちゃんねるの醍醐味といえばやっぱり火起こし、です。着火させる道具としてよく登場するのがファイヤースターターや昔ながらの火打石。ここから出る小さな火種が麻ひもを解いたものや枯れ葉に移って空気を送り続ける事で煙が出てきます。そして遂に着火した時の明るい火、達成感と安心感が同時にくるような不思議な感覚でいつも拝見しています。
しかし、雨の日や雨上がりの時もあります。なかなか火が着かない時、ヒロシさんはどんな風にするのか…以外にあっさりライターを使っている時があって最初は驚きました。キャンプを愛する方だとこだわりが強いものだという色眼鏡が私にあったからだと思いますが、そのあまりにもあっさりとライターを使った動画を見た時に、ヒロシさんの受容れる力と切替の速さに驚き、そしてその大事さに改めて気付かされました。こだわりをもって火打石を使う事も忍耐強さを生みますが、違う仕事でも忙しい中楽しんでいる芸人さん方には時間も貴重です。状況を察知し受容れ、サッと切り替える力は変化へ対応する際に大事な要素です。

就活や転職であれば、「ここには入れたらいいな」というところが途上で幾つか出てくると思います。そういうところの面接試験の後は興奮している事も重なって「あそこでこう言うべきだったかな?」とか「あれは失敗だったな」等と細かい事が気になって堂々巡りをしている事が無いでしょうか?私が学生の時はかなりありました。しかし、終わった後で色々考えてみてももうどうする事も出来ませんよね。仮にその時は希望のところから内定が出なかったとしても、後から考えて「あの後動き続けて良かった」と思えるようにする為に、また結果を堂々と胸張って受容れるよう、力いっぱい握りしめている手を一旦離しましょう。

その時出来るだけやった事の結果はこちらがどう抗おうと自然に時間が運んできてくれます。省みて次に活かせそうな改善点は準備・練習をして改め、今後へのエントリーを増やすなり、後日控えている面接への備えをしたりして頭と体を動かす事が、終わった(過ぎ去った)事への執着を弱めてくれます。動きながら前へ切り替える事は次に繋がる可能性と選択肢を増やしながら堂々巡りをする時間を減らす事が出来るのでお勧めです。
それではまとめに入ります。
ヒロシちゃんねるでも、各々の焚火台では薪をくべ続け調理法によっては火吹き棒で火元へ集中して空気を送り込んで火を育てています。就活や転職において、筆記や面接等試験が終わったところの結果が気になるお気持ち、よくわかります。しかし、後日出る結果についてはもうコントロール出来る事はありません。自分がコントロール出来る事以外に気を取られても時間が経過し気をもむだけです。「やるだけはやった」と結果を受容れる準備をし、切り替えてエントリーの種を撒き続け育てていきましょう。時間が掛かっても周りより遅れているように思えても、必ずその結果が芽を出す事に繋がります。共に歩んで参りましょう。


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