先日、うまいこと時間を作る事が出来て実家に寄れました。その時に感じた事で改めて気付いた事★当たり前を見直す効用①:応募出来る企業が無いなら★についてお伝えします。
考え方が変わる→自分に還ってくる
就活をしている学生の間では、ある時期になると内定があるANTと内定が無いNNTの相対評価がどうしても話題になります。そうですよね…内定があってもなくても先々どうなるかわからない不安がありますので致し方ないかと思います。しかし…ここで一旦少し立ち止まってみて頂きたいのです。「ある」が前提になっていないでしょうか。と。結果として望むのは、「内定」ですが、内定の前に受ける企業先があるからこその就活なんです。「何を当たり前の事を」とおっしゃるかもしれません。これは果たして当たり前でしょうか?CMでもよく名前を聞くような大企業では採用専門の部署がありますが、採用以外の労務管理や教育・評価等多岐に渡る中で採用業務を行っている企業が大半です。「時間を掛けて応募者を見極めたい」思いと、「効率よく仕事をしたい」思いとの狭間で貴重な時間を使ってESに眼を通したり面接時間を設定しています。

そういった採用企業側の見えない労苦が少し見えてくると如何でしょうか?御礼の挨拶をする際、就活マナー講座やマニュアル本に書かれていた語先後礼や手の位置・頭を下げる時のスピードとともに「御忙しい中…」という気持ちが出てこないでしょうか。「御多忙の折御時間を賜り…」という気持ちが入ると、「しなくては」というよりも自然に「言葉と礼を分けて」「姿勢や手を置く位置を綺麗に」「ゆっくり丁寧に」出来る御礼の挨拶が身に付いていきます。「評価をされる」挨拶よりも「気持ちを伝える」挨拶に変わるわけです。
時間とは有限で本当に貴重なものですよね。そこに気付くか否かで仕事への準備や声掛け(状況報告)の仕方が変わってきますし、殊他の方に時間を取って頂く有難みがわかっているのとそうでないのとでは、御礼の挨拶の仕方やその後のコミュニケーションの濃さが変わってきます。別の機会に顔を合わせた際に「以前の○○有難うございました」という言葉が出てくれば、結局は自分が仕事がし易くなる訳です。これがサブタイトルに付けた「自分に還ってくる」という状態です。もしこれをご覧になっているのが学生の方であれば、社会に出る前に一度その「有って当たり前」の感覚を見直し、まずはメールでも電話でも面接や説明会で御世話になった後の御礼の挨拶に「御忙しい中にて…」とより気持ちを込めて文面を書いたり動作を行ってみて下さい。最初は気持ちの割合が小さくても動きを通じて繰り返し、「感謝の気持ちが大きくなりさらに所作に表れてくる」と仕事のし易さや居場所を作る意味でも自分に還ってきます。

それではまとめに入ります。
「当たり前」と思っていると、人間は自分が思っている以上に表情や態度に気持ちが出るものです。「内定有り無し」や「自分が得になったかどうか」にばかり眼がいくと、文面や動作に気持ちがこもらずそれが習慣化して身に付いてしまいます。「当たり前」ではなく、「御多忙の折…」と文面を書いたり所作を繰り返す事で、是非「有難い」という相手への御礼の気持ちをより一層持っていって欲しいです。それがゆくゆくは周りの方との仕事のし易さや自分の居場所を作る事、巡り巡って自分に還ってきます。まだまだ私も途上ですが、より深く気持ちを表す所作を大事にしていきたい日々精進しております。共に歩んで参りましょう。


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