我が家は河が近くにあるせいか、朝から鳥の鳴き声が元気よく聞こえてきます。「ギャー」っと、びっくりするような鳴き声(サギ?)からスズメ、シジュウカラといったかわいらしい鳴き声まで種類が特定出来ないものを含めるとかなりの種類が飛び回っています。慌ただしくしている時・疲れがある時ほど堂々巡りの考えにハマり、ふとした鳥の鳴き声にハッと我に返り「出来る事を」と意識を今に戻す事が出来ています。今回お伝えしたいのは★当り前を見直す効用②自然で生き方を見直す★です。
小さな有難みから気付く力が付く
ちょうどこれを書いているのが梅雨時期ですが、身近な自然と言えば雨。福岡市は空梅雨のようで、ダムの貯水率が40%を切り水道局が節水のアナウンスをし始めています。毎日行くトイレも水洗、シャワーやお風呂、何より水分を取らなければ生きていけません。日頃晴れは良い、雨は嫌、と考えがちですが、それは「雨は嫌だけど勝手に降ってくるもの」というのが前提。しかしどうでしょう、人間雨ひとつ降らせる事は出来ません(今ある降雨装置は降り易くする為のもので100%ではありません)。当り前のように蛇口をひねったり降雨に愚痴ったりしていますが…そうなんです、当たり前なんかではないんですよね。

雨水だけではなく、太陽光・風・土・植物・動物・昆虫…様々な自然の営みと有難さに気付き始めると視野が広がり感覚が鋭くなるため、小さな変化に気付き易くなります。実生活であれば人の小さな変化、例えば持ち物や洋服・髪形等人が気付いて欲しいポイントにも焦点が当たり易くなって会話のきっかけが作れたり、身近なところでは自分の体調のちょっとした変化にも気付いて「後から無理がたたる」ような働き方ではなく、途中途中で軌道修正がし易くなり「長く結果を残す」事にも繋がります。
実体無い不安から「今」へ戻す
花の香や色・温度変化等の気付きから有難みを感じる事もあるかもしれません。いずれにしても、「気付きと有難みを感じる事」・「視野の広がりと感覚の鋭敏さ」は両輪で有り、一旦動き始めると両輪の半径が少しずつ長くなるような広がりをみせます。特に「視野の広がりと感覚の鋭敏さ」は、人が不満を持ち不安な点ばかりを見てしまっている時に、出来る事がある「今」に感覚を戻してくれる事に役立ちます。
私もこういった内容のお話を様々な場所でお伝えしていますが、その両輪に気付いたのは最近の事ですし、冒頭でお話したように不安にひっぱられていた視野の狭さと実態の無い妄想をふと自然の存在に気付く事で日々軌道修正しています。人は、大事さ・有難さに気付いていながらも、欲深さから感謝の気持ちや考え方から離れ当たり前と感じる方へ戻ってしまいます。当り前と感じた事を基準に「こうならなかったらどうしよう」「こうなったら大変だ」と今出来る事を脇に置いて空想にふける方へ傾くように出来ています。それを「今出来る事」に引き戻してくれるのが自然の存在であり、自然への気付きです。欲深さや当たり前という考え方から生じる不満や不安の空想を自然の存在に気付く事で追い出してしまいましょう。

受容れる力・備える力
我々人間が生きて活動をしているのは当たり前ですよね。それは自然も同じ事。ただ、その力が人間のそれとは違い過ぎて大きな被害をもたらす事になってしまいます。被害がたまたままだ出ていない地域は被害の大きかった地域を自分が出来る範囲で支え合う視点が今後より大事になるのではないでしょうか。
人間の力ではどうしようもないのが自然の活動。地震予知についても気象庁は「現在の科学的知見からは、そのような確度の高い地震の予測は難しいと考えられています。」とハッキリ述べています。自然の壮大さに改めて気付けると、抗ってみても時間がただ過ぎていくだけである事が納得出来ます。自然の存在に気付く事が度重なると、コントロール出来ない事に注視してしまうのではなく、まずは受容れる考えに辿り着きます。受容れる見方や考え方が身に付けばあとはどうするか?出来る事をするのみです。災害に関して言えば、世界各地で報道があれば「出来る援助をする」「可哀そう等他人事ではなく自分事として捉え備える」のみです。

普段の生活でも、結果を望み過ぎてコントロール出来る「今」がおざなりになっていないでしょうか。自然はコントロール出来る事と出来ない事を気付かせ、受容れる力の大事さを教えてくれます。受容れられれば後は「出来る事を積重ねる」のみ。その積み重ねが自信・自芯になり、落ち着きが風格や穏やかで綺麗な所作に表れるようになります。
それではまとめに入ります。
自然は当たり前のように存在してくれていますが、身近である故にその存在に気付けるようになると、視野の広がりと感覚の鋭さが身に付きます。自然に気付いて感覚が鋭くなる、人を実体の無い不満や不安から感覚のある「今」へ引き戻してくれます。また、自然は力が大きすぎるため、その存在に気付く程受容れる事と備える事の大事さを教えてくれます。スマホばかり眺めていても首や内臓・眼や脳に負担が掛かり、呼吸も浅くなりがちです。風や温度、花の香等身近な自然を感じる事での恩恵は以上の3点だけではありません。わがまま勝手を言うのではなく、我々人間の考え方や動き方に自然からの学びを取り入れて共存して参りましょう。


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