お金以外に使っているもの、前回は感情的な思考・特に怒りを伴った思考をしている際の時間についてお話しました。
感情的な思考も見えないものですが、自分が持つスキルや経験も眼に見えないけれど使っているものです。
戦後の高度経済成長期には一社に全てを捧げ、男性は家庭をも顧みない程の勢いで自分のスキル・経験を一箇所に注力していました。
就業先は替わりにそこそこの定期昇給と安定した雇用契約を提供していく事が普通でした。
しかし、ご存知の通り技術革新やトレンド・潮流の変化スピードが早過ぎて、業種・業態の盛衰を考えるとこれまでの囲い込みのような人財採用・育成では雇用主の負担が大き過ぎる時代になっています。また、厚生労働省もガイドラインやモデル就業規則の改定を勧めています。
2020年春闘では経団連が新卒一括採用・終身雇用・年功型賃金というこれまでの雇用体系の見直し
を労使ともに継続して行っていく必要性を示しました。
もう何をお話するかは…おそらくおわかりですよね。
そうです、自分の持っているスキル・能力・経験を副業兼業で活かす事についてです。
変化のスピードと一社専心の不安に薄々気付いていながら働き続けるというのは雇用主も労働者もしんどさを増している気が私はしています。
本業を続けながらもちょっとずつ手を広げていく副業は、リスクと自身の不安軽減になります。
お勧めの業種・職種といった内容は他の方にお任せしますが、・就業規則の確認・本業に支障をきたさない(健康・労働時間管理)・同業他社と関わる副業は避ける、の三点は特に気を付ける必要があります。
一箇所のみ、となるとどうしても窮屈に感じる事もありますし、人事異動といった環境変化で働く際の快適さが大きく変わってしまいます。
副業の稼ぎの多さや従事時間は関係ありません。
その副業だけでは食べていけないとわかっている位の小規模であっても「一箇所のみ」の時と比べると不安感が全然違います。これは私の周りで副業を始めたり、兼業家にまでなっている方の話でも同様です。知らず知らずしがみついていた力が自分自身にも重荷となっていたからと思います。
日本の雇用制度には定年制があります。
人生100年時代と言われるようになった今、70歳から後は悠々自適という生活は活動量が下がり適度なストレスも受けなくなるため認知症のリスクが高まるともいわれています。そもそも活動量が下がればご飯も美味しくなく生活にメリハリがありませんよね。
私が年金を受け取る世代になったら、おそらく今(2020年)の年金額の半分くらいになると予想しています。
ですので、定年後も身体を動かして糧を得る為に仕事を続けるつもりで40代の今から準備を始めています。
定年後に動き始めるのでは軌道にのるまでに時間も労力も掛かりますし、もし雇用されるとすれば採用される確率も格段に下がります。
自分がこれまでに獲得したスキルや経験が「他に活かせるところがある」快感は、社会に役立っている貢献感となり、さらなる自己肯定感にも繋がります。
日本人はこれまで一所懸命を良しとしてきましたし、それを全否定する訳ではありません。
しかし、一方で投資の「卵を一つの籠に盛るな」ではないですが一箇所のみで気張っても雇用主がこれまでのように守ってくれない可能性が高まっています。
まずは出来る就業規則の確認やご自身が出来そうな内容とスキル・経験の棚卸しからでも如何でしょうか。準備の活動だけでも一箇所のみの閉塞感・不安感が軽減されるかもしれません。
お金以外に我々が使っている・機械との時間・自分が思考する時間・スキル・経験、について見て参りました。
どれも眼に見えない貴重なものですが、日頃は意識して使っていない事が多いため改めて考察してきました。
眼に見えないものも大事にしつつ、共に歩んで参りましょう。
使うと言えば③スキル・経験
人生

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