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納得いかない就活①:マナーへの考え方

仕事
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就職活動中の方とのお話の中で、出てくる質問・疑問が「この就活って何か意味あるんでしょうか」というものです。

今でこそ堅さを軽減させたり、個性を見るためにオフィスカジュアルや私服の指定で説明会や面接を設定するところも増えてきましたが、基本的にはスーツです。

また、人によって良しとするマナーが微妙に違っていたり、急に自己分析と言われて戸惑ったり…納得がいかず意味付けもしづらいまま取組んでいる就活生の方に届く内容となれば幸いです。

①就活で身に付けたマナーが卒業後の自分を守る

服装や髪形・化粧に至るまで事細かく指定される就活でのマナー。

よく言われるのが「相手に失礼にならないように」「面接での第一印象が大事」です。

それに対して「自然体の自分で選ばれなければそれでも良い」という考え方や、「何故そこまで一挙手一投足縛られないといけないのか」という疑問が出るのも当然かなと感じています。

卒業後すぐに起業する予定が無い人はどこかに雇われて働く訳なので、「他人の看板を背負う」という事を実感しながら自覚していくところにマナーを学んでいく意味と大事さがあります。

他人の看板を背負うという事は自分への評価がそのまま組織への評価となる為、看板に傷を付けた場合に「同業他社へ御客様が流れる→対価が入らなくなる→自分の給料や賞与が減る」、というのが考え方の基にあります。

また、サービスを提供する前段階で、御客様に選んで頂くためにはお会い(接触)した瞬間の第一印象が無意識のうちにかなりの影響を及ぼすため、最低限のものは身に付けておく必要があるのです。

さらに、御客様との関係性だけではなく同じ社内・組織内の方との関係においても、最低限度のマナーを知らない場合はご自身への心象が悪くなって自分の居場所を心地良く出来なくなったり、パフォーマンスを十分に発揮しづらい環境に自分でしてしまいます。

就業先特有の慣例やマナーは研修や仕事をしながら学んでいく事になりますが、一見意味が無いようなものでも諸先輩方が運用してきたものですので「何かしらの意味を持ってるんだろうな」…と自分で意味付けをするか、先に形を覚えてしまってから徐々にその意味合いに気付いていきましょう。もしどうしても納得がいかない内容であれば、それを変える事が出来る立場になるか実績を積むのが先です。

対面でのご挨拶や言葉遣い・服装・所作は年齢が幾つになっても「あ、この方のこれは感じがいいな(悪いな、の反面教師を含)」と学び続けていくものではないかな、私は考えています。

これまで自由だったところから急に型にはめられるような印象があるマナーですが、どの本や講師・ネットでも共通して言われているような内容は最低限身に付けておけば最終的には自分を守るものとなってくれます。

私自身、若いころに受けた研修での内容が身体に染み付き過ぎて、関係性が進んだ頃に御客様から「ちょっと堅過ぎない?」と冗談交じりにイジられる事もありました。

しかし、馴れ合いになってしまうと今度は「何様だ」なんて不満も溜まり易く、適度な距離感を保つ事も良い緊張を持って貢献する姿勢を示す為にも急に言動や所作を変えたりはしていません。

取組み始めや覚え始めで慣れておらず、納得がいかず意味を見出しにくいマナー。

就業後、先輩や上司の振舞いを見ながらであったり、ある程度の形を習慣化して自分が出来るようになれば、「ここまでは要らないかな」「これは継続しておこう」という取捨選択が出来るようになります。

ですので、すぐには意味付けが出来ず理由に納得がいかなくても「結局は自分を守る事に繋がるんだろうな」という見通しをもってまずは先に形を身に付けてみて下さい。

数十年先を経験している方でも「ん?」と引っ掛かるようなマナーの方も居て、自分が知れば知る程相手を見測る評価軸にもマナーはなります。

次回以降も数回、「納得いかない就活」と題してお伝えしていきます。

共に歩んで参りましょう。

本日も、出来る事を積重ね自己効力感が増す一日となりますように。

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