トヨタの豊田章男社長の「終身雇用守るの難しい」という発言が物議を呼びました。雇用主側の責任等様々な意見が出ていましたが、大企業の社長としてマイナスでしかない発言を無責任にしているようには私は感じられませんでした。おそらく「今後さらに変化が激しくなるので、終身雇用を期待して仕事をする」事の危うさを伝えたかったのではないかと私は考えましたが、皆さんはどのように感じられたでしょうか?
今回お伝えしたいのは二回のうちの一回目、★会社員でも自営業者意識で働く利点:電話対応★です。
入社したての現場配属ですぐに担当するのが電話対応。ひょっとするとインターンシップでも少し経験するかもしれません。「こんな事するために入社してない」と仕事自体に疑問を持ち始めるきっかけになり易いのがこの電話対応ですが…ちょっと待って下さい。他に出来る仕事が無い中で電話対応を担えるのは先輩上司の「顧客種」や「担当者」といった配属先について知る機会になります。
確かに今はLINE等便利な通信手段もありますが、社外とのやりとりにはまだまだ電話も頻繁に使われています。対面時の第一印象がその後の心象に大きく影響するように、電話での対応もその後の心象にかなり大きく影響します。最近では転職活動においても、面接の前に電話で面談を行っている企業も数多くあるほど電話での言葉の話し方や伝え方から仕事の姿勢をくみ取れると考える企業が増えています。電話対応の際、丁寧で感じが良い方の言葉の使い方や伝え方はどんどん取り入れて習慣化していきましょう。
主なポイントは以下の4点です。
聞き取れなかった内容の再確認
入社したての頃は聞き返す事が失礼にあたるような気がして、聞き取れなかった箇所をそのままにしてしまいがちです。そのまま話が進んでしまうと、その後の内容もわからないまま最後まで相手方にお話をさせてしまい、「今一度なんて聞けない」「けれどどう伝えていいかもわからない」と板挟み状態になってしまいます。聞き取れなかった時点で勇気をもって毅然と話途中に割って入り「恐れ入ります、直前の箇所が聞き取れませんでしたので今一度伺えますでしょうか。」とその場その場で解消して正確に聞き取っていきましょう。これは仕事上の指示を先輩や上司から受ける時も同じです。わからなくなりかけたら、遮ってでもその場で確認すれば後々時間を取られずに済みます。電話口で相手方の話を遮って「なんて失礼な」なんて怒り出す方はほとんどいません。居たとしてもかなりのレアキャラなので、逆にラッキーかもな位です(^^)いいネタにして解消して下さい(笑)

名前を名乗り,責任の所在を明らかにする
電話口の相手方とは違う方に伝言をお願いする場合でも、まれに一度も自分の名前を語らずに伝言を受け付ける方がいらっしゃいます。「確かに○○が承りました。」と最後に一言添えるだけで「責任感を持ってきちんと伝えてくれそう」という信頼感が高まります。この電話でのやり取りがその企業との初めてのやりとであった場合、その時の心象がその後強く残る事があります。
皆さんもないでしょうか。電話対応が悪く気分まで悪くなった事。私も携帯電話会社と契約内容の確認を行う際に、良くも悪くも各受託会社の対応の違いで心象が変わる経験をしてきました。これは社内での電話対応でも同じで、私は転職先で早く環境になじむ為に「責任の所在を明らかにする」事と電話対応の仕方と名前を関連付けて覚えて貰う目的をもって大事にしていました。自分ブランド、即ち自営で仕事をし始める時も同じですよね。人からの紹介を受けたり初めて接する顧客先の心象はダイレクトに自分のブランドとして影響を残します。「責任をもって対応します」という姿勢を「○○、確かに承りました」と名乗る事で示しましょう。電話で受ける伝言なんて小さな連絡かもしれませんが、小さなやりとりが実は大きな信頼感に繋がります。大事に対応していけば、
自分ブランドで仕事をするようになった時、転職した時にも必ず活きてきます。
御礼を述べる
こちらから相手先へ電話を掛けた場合であっても「電話でのやり取りに時間を使って下さった」気持ちを込めて「お電話有難うございました」と伝えましょう。御礼を言われて嫌な気がする人はほとんどいません。殊就活の場合、企業担当者は数多くの学生と接していますので多忙を極めています。そんな中時間を割いて対応して下さった事に対して御礼を述べるのは自然な事ですし、あなた自身のその気持ちが直接会った際の所作にも表れるようになります。

復唱する
この内容はどの初期研修でも言われる内容なので簡単に。この「復唱する」も②と似ています。最後に復唱する事で「確実に伝わっています」という相手方への安心感に繋がります。殊、仕事の実績をこれから積む場合は、電話対応で安心感と信頼感を相手に想起させる事はその後の仕事のやりとりのし易さにも繋がります。復唱をして確認し、一つ一つ丁寧に大事に対応していきましょう。
それではまとめに入ります。
「電話対応なんて誰でも出来るし」と侮るなかれ。誰でも出来るからこそ、「その人の人となり」や「仕事の姿勢」が如実に電話対応に出ます。これは皆さんが仕事に慣れ、数多くの方と電話や直接対応で接する中で電話対応と仕事上の対応の仕方に繋がりが有る事に気付くはずです。
さらには就活の際、電話で受けた心象が面接での心象にそのまま繋がる事は否定できません。この緊張感をもって電話対応にあたる事は、仕事上での耐性を付ける第一歩となります。小さなやりとりを丁寧に行い、皆さんの仕事における信頼感も積重ねていきましょう。習慣化出来れば自営を始め、自分ブランドで仕事を進める上でも必ずあなたの武器になります。何せ他の方は誰でも出来る、と軽視していますから差別化になります。
共に歩んで参りましょう。


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