「自分の考えを持つ」と聞くとどのような印象を持たれるでしょうか?昔気質の頑固な人?テレビのコメンテーターのような博識な方?例は少し極端だったかもしれませんが、「○○について」と問われた時に短い理由とともにスッとご自身の考えが出てくるようになりたいものです。ネットに繋がっていれば他の人の考えにすぐアクセス出来る時代だからこそお伝えしたい内容、★知を得て考えを持つ意味①:就活面接への鍛錬★と題して二回のうち一回目、お話してまいります。
知らないとわかる安心感
物知りな方、周りに結構いらっしゃいますよね。そんな方々でもこちらに知っている内容を伝える時の印象によってこちらの聞き入れ度合いがだいぶ変わってこないでしょうか。「あ、そうなんだ」と素直に聞き易い伝え方をされる方、上からのマウントが感じられる方。この事は「出来る・出来ない」についても同様に当てはまります。
その方こちらが元々持っている印象も左右するのかもしれませんが、それ以外の差とは何でしょうか?ポイントは「知っている」「出来る」と思っている当人が「どの範囲迄を見て」そう思うのか、になります。
全てについて知る・出来る事は到底無理ですよね。知れば知る程、そして出来る事が増える程視野が広がるので「知らない」「出来ない」と実感がわいてきます。この実感の有る無しが他人へ伝える時の受け取る側の心象の差となって表れるのです。
この心象の差、実は伝える時のみではありません。他人から教えを請わなければならない時にも出てしまう時があるんです。教えを請うタイミングが遅れたり、教わっている時の聞き方に難が有り、先輩や上司と折り合いが悪くなる方を私は見てきました。

知る・出来るが驕り高ぶりではなく、謙虚さへ繋げる為にお勧めする方法は、様々な方から意見や考えを請う事です。本でもいいのですが、どうしても物になるのでそこに感謝を伝え素直さを表す機会が人に比べると少なくなりがちです。人からの考えや意見を請うのに抵抗が無くなると、面接の際に受けた指摘にも「ご指摘有難うございます」「勉強不足で失礼しました」と素直に受容れる姿勢に繋がるので心象が随分と変わります。この素直さ、は前回のコミュ力でもお話したように、新卒就活の面接では大事な評価ポイントです。入社する組織の正しさは実績の無い受験者よりも実績のある採用側が持っていて、その正しさを新卒入社した方に伝えるのが最初の仕事になるので当然です。この段階で素直に聞けない人に組織に入られては時間の無駄ですし、中の雰囲気悪化に繋がりかねません。
また、面接で緊張していると、普段の姿勢「知っている・出来る」から口調や表情に一瞬出る事がありますので、日頃から知らない・出来ないと納得し広い視野を持つ事に繋がるよう、少しずつ知る・出来るを増やしていきましょう。
「知っている・出来る」を基準にするといつ化けの皮がはがされるか不安で、緊張して余計に身構えてしまいます。しかし、知る・出来るが増える事で視野が広がり「知らない・出来ない」が腑に落ちると地に足がつく安心感があるので日々落ち着いて知る・出来るを増やす事に注力出来ます。卒業後、知っている・出来るの不安感から得体のしれない切迫感を持って仕事を覚えていくのか、素直さを持ち合わせ「知らない・出来ない」を前提として地に足をしっかり付けて日々新しい事を経験して学んでいくのか、にはストレスの面でも大きな差が生まれてしまいます。長く続ける・ほぼ毎日接する仕事だからこそ大事にしたい要素です。
それではまとめに入ります。
無知の知、実る程頭を垂れる…、知る・出来る程身に付けたい素直さや謙虚さ。新しい組織で仕事の実務を覚えていく際には素直に・謙虚に教えを請う姿勢は採用側も面接の際ポイントに置いて受験者を見ています。
視野範囲が狭い中で「知っている・出来る」と思うと表情・言動にどうしても出てきてしまいます。自分の居場所を快適にする為にも、知る・出来る度に素直さ・謙虚さを身に付け、共に歩んで参りましょう。


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