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知を得て考えを持つ意味②:寛容さと尊重

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前回は知る程…出来るようになる程…視野を広げ、謙虚さ素直さを持って教えを請う姿勢を身に付けましょうというお話をしました。今回、最終二回目★知を得て考えを持つ意味②:寛容さと尊重★と題してお話してきます。

否定ではなく尊重する

知を得てくると、内容に納得がいったり既知の事に肉付けをしながら「自分の考え」が深まってきます。ここにも知を得た時と同様の罠が潜んでいます。それは何か。「自分の考えが正しい」という思いを強くしてしまう事です。

これが知の時と同じように、表情や言動に出ないようにするには二つ必要な事があります。

一つ目は知の獲得を続ける事。考えが深まっていっても、無知の知の感覚を持ち続ける事で視野を広げておく事が大事です。

二つ目は「正しさは人の数有り、今後もどんどん変化しているものである」と腑に落ちる事です。地動説・天動説に始まり、卵を一日に食べて良い個数に至るまで(笑)刻々と「正しい」とされるものも変わっていきます。自分の考えについても然りです。

この二つに気を付けながら自分の考えを深める事で得する事は何か。

「他人の考えに寛容になれる事」です。

就活中であれば自分が仕事に求める事・適正・生活との兼ね合い等自己対面しながら考えを深めていきます。自分の考えが深まる程他人と比べる必要が無い絶対基準となります。自芯という絶対基準が出来、自分で自分を認める肯定感が出ると、「自分の基準・考えが大事なように他人も自分の基準・考えを大事にしている」事にも納得がいき、他人の考えや意見に寛容になれます。

これは無条件でその内容に従うとか鵜呑みにするという事ではありません。あくまでの尊重するという姿勢を作る事が主眼です。この尊重する姿勢が出ると自分の中のストレスが減ります。相手の考えは否定したり打ち負かすものではなくなり、「どう間(あいだ)をとるか?」「両考えの良さをどこまで取り入れるのか」という間を目指す調整作業に注力出来るからです。

明らかに対立する考えであってもお互いに否定し続けても時間を浪費するだけで生産性が有りません。社会人の大人な協議・会議は否定せず一旦はお互いが受容れ調整作業に打ち込む。どうしてもどちらか一方のみの時は全体の意見を反映させるか、その場の長に最終判断を任せておけばいいだけです。

相手を否定せずに済むと、怒りの感情を持ち込まずに済みますのでこの効用は大きいです。就活のグループディスカッションや新入社員研修でのグループ討議をはじめ、環境にも自分にも優しい「否定せず尊重する」姿勢を身に付けるためにも「知を得、自分の考えを深め」続けていきましょう。

考えを深めるその他法

考えを深める、というと格式ばった感じですが、我が家でその練習としてよく用いているのはふざけながらツッコミを入れる事です。

テレビで言えばドラマの設定から番組の内容等、ちょっと違和感を感じたらツッコんで「そうやね~ハハハ」や「自分はこう思うよ」なんてやりとりを軽いノリでやっています。友人・知人どうしでも映画やドラマについての感想をお互いに交換してみたり、就活中の学生で言えば父親・母親と職業観(仕事で大事にしている事)を話してみるのも貴重な機会となるかもしれません。

ちなみに私が就活中から入社したての頃、まだ自営で仕事をしていた父と話をすればする程、契約を取る事や顧客の求めに応じて動く大変さを実感し父への敬意も深まっていきました。父はいまでも謙遜しますが、折に触れ感謝の思いとともに言葉に出して伝えるようにしています。

話が逸れ失礼しました(^^)

今はSNSでも同じ話題について考えを共有したり交換したり出来るのは本当に羨ましい限りです。あまりヒートアップしそうであればサッと引いて身をかわしながら、様々な考えや意見に触れ、ご自身の考えを深めていきましょう。知恵と同じく、深まる程に他人へ誇示する必要が無い謙虚で落ち着いた心持で他人の考えを受容れる度量が広がります。

それでは本日のまとめに入ります。

知を得、自身の考えが深まり大事になる程他人の考えをも尊重出来るようになります。否定したくなる気持ちを持たなくなるだけでもストレスが軽減され、間を取る実利に向けて作業を集中出来るのは生産的です。また、自身の考えを深める為に知人友人・家族・ネット上で共有しながら様々な考えに触れ視野も広げつつ・・・共に歩んで参りましょう。

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