今回は面接マナーの最終回★挨拶の効用について★お伝えしたいと思います。
この題名をご覧になって「何を今更」とお思いになった方!いらっしゃるかもしれません。無理もない事です。幼稚園や保育園、おうちの方からもこの挨拶や御礼をきちんとする事について「ちゃんとしなさい」と言われ続けてきているのですから。耳タコですよね。
では、お子さんから「挨拶って何故大事なの?」と聞かれてその理由をどのように説明されるでしょうか。大事な理由に気付いて習慣化してきている方であれば、 常日頃からその大事さを痛感して意識し挨拶されている方ですので、「今更」というよりも御自身の意見との差異があるか確認したくなるはずです。「何を今更」とお思いになった方にも、新たな考え方から挨拶の仕方と気持ちに変化が出てくるかもしれません。
私がその大切さに気付いたのは大学生の時。詳細は割愛しますが、サークル内で険悪になりけんかにまで発展した相手と、他の友人との接し方の違いに決定的な差があったのが、挨拶の存在でした。後日談では相手はどうも「嫌われている」「認められていない」という思いが反発心に変わり、お互いが悪く影響し合って喧嘩にまで発展した事が判明したのです。社会に出る前に挨拶の大事さに気付けた事は新しい出会いが増える事への不安が軽減されてかなり助かった思い出があります。そして今でも人と接する際の大事な根幹となっています。
ここからは改めて「挨拶の大事な理由とその効用」について
2つの視点から見ていきます。
①相手の承認欲求を先に満たす
マズローの欲求段階説について聞かれた事がある方いらっしゃるでしょう。その中にある承認欲求、SNSのイイね!もそれをうまく利用しながら人に恒常的に利用してもらう事に成功した例です。挨拶の場合、こちらが目視で相手を確認したとしても、相手は「確認された」つまり「認められた」事が確認出来ません。
挨拶をしたのに感じの悪い返答で良い気持ちがしなかったり、無視に近い反応で気分を害したご経験がある方、多いのではないでしょうか。その時何故気分が悪いのか。そうないがしろにされているような感じが「認められていない」感覚に近いからですよね。
私の例でお伝えしたように、きちんと挨拶しなくてもいいだろうと慢心の状態で居ると、毎日積み重なったズレからお互いがお互いに対して疑心暗鬼になってちょっとした事で関係が悪くなってしまいます。積もり積もったものを解消していくのには悪い感情が関係しているだけに、期間が掛かる事が予想されます。

挨拶にかかる時間ってどの位でしょう。長くても数秒ですよね。たったその位の時間でお互いがその日一日気持ちよく過ごせるのであれば、安いもんです。
数秒の先行投資、どんどんしていきましょう。
②自分の為にする挨拶
挨拶が自分以外との人間関係において大事だというのは①の通りですが、あまり気乗りがしない朝や体調が気になる時に、感じの良い気持ちがいい挨拶を交わす事でちょっと気分が変わったご経験はないでしょうか?
学生の時の失敗以来大事にしていた挨拶。いつしかその大事さが薄れていた時に同じフロアの別会社の方からされた気持ちの良い挨拶をきっかけに、受けた挨拶と同じ位気持ちの良い挨拶をしていたらいつの間にか気分の落ち込みが和らいでいた経験がありました。その重要性を再認識した機会になったのは幸運でした。
とはいえ、そう理想的な挨拶が還ってくる事ばかりではありませんよね。しかし、相手に求めるよりも「自分が一日を快適過ごす為に朝の挨拶を気持ちよくする」事が大事です。たとえ無視に近くても「何かあったんかな」と慈しみの気持ちを持てる位の余裕をもって挨拶出来れば、嫌な気分になる前に相手との距離感も確認出来ますし(笑)。
無理に大きな声を出したり笑顔を出したりする必要はありません。相手に方に聞こえる大きさで、自然な微笑ででもOK。そうやって自分に出来る事を発信している自分ってちょっと素敵じゃないですか?何より朝一から清々しくなれるのが自分にとって心地よいです。

挨拶する事って、昔から言われ過ぎているので説教くさくなりがちですので、自分の失敗なんかも織り交ぜながら出来るだけそうならないようにお伝えしたつもりですが…もし説教くさくなっていたらご容赦願います。
それでは本日のまとめに入ります。
①相手に「あなた、居ますね」「確認しましたよ」と表して相手の承認欲求を先に満たしましょう。毎日顔を合わせる人だと積もり積もった悪い印象は、何かをきっかけにさらに悪くなる可能性もあります。
②朝一の気持ちの良い挨拶は自分の気分や 体調が優れない時にの一助ともなり得ます。相手からの還りを求めず、どんどん与えましょう。お金の掛からないものですし、自分の為になりますから、挨拶って。
共に歩んで参りましょう。


コメント