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アイルランドラグビーチームからの贈り物②:自信と誇り

人生
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2019年ラグビーワールドカップ、日本が勝利した格上のアイルランドの言動から学ぶ二回目です。

②相手への敬意

日本が劇的勝利をおさめた試合直後、何気なくテレビを観ていて驚きました。

アイルランド主将のロリーベスト選手は開口一番「日本のゲームプランが素晴らしかった」と相手チームを賞賛する言葉を発したのです。

試合直後で悔しさもあるでしょうから、普通であれば自チームの反省等が聞こえてくるはずです。

その度量の広さ、相手を称える姿勢にラグビーが「紳士のスポーツ」と言われる所以をみた気がしました。

それだけ日本が素晴らしいラグビーをした事もあるでしょう。そして、アイルランドとしてはヨーロッパから遠い遠い国の人達を同じラグビーをしている同志としてみて下さっているかのような優しい語り口調での試合後インタビューでした。

ラグビーではタックルをされながらパスを出すオフロードパスをするためには懐の広さが必要になります。

その度量の広さは自信と誇りの表れです。

前回お話したように、まだ予選プールの途中ですので残りの試合に4トライ以上をとって勝てば予選突破が出来る見通しをもっていたからでしょう。

一時の勝ち負けを超えて広く見通しを持つ事が出来る大きな自信は、それまでのハードワークの積重ねからのものです。この自信・芯が無ければ相手を受容れ称える事は出来ません。

我々が人の悪口を述べたり欠点ばかりが眼に入っているのは、まだ自分の中の鍛錬と自芯がアイルランド選手のようには積み重なっていない事も要因の一つです。

ひょっとしたら小さなアジアのラグビー新興国がここまで強くなった事を喜んでくれていたのでは
…。と、そこまでは無いにしてもルーツ国の一つとしての誇りと負けた時にどのような言動をするのか、これまで脈々と受け継がれているかのごとく、ごく自然に試合後開口一番に相手国への賞賛が出てきました。

スポーツは相手が憎くて勝ち負けを決めている訳ではありません。共に戦う相手がいなければ文字通り、独り相撲。寂しいものです。

相手あってこその自分というのは人間関係も同じです。

時には嫌な思いをする事もありますが、全く何もない退屈さと寂しさを考えると「相手あってこそ」です。

一次的な好き・嫌いに惑わされず「相手も自分と同じように良かれと思って生きている」事にも眼を向ける事が出来ると、自らが感情的な言動を起こさず相手とも上手な距離を置いて過ごし、自らのストレス軽減になります。相手への敬意を持つ事は自らを大事にする事にも繋がります。

今回の試合後のアイルランド主将の言動は「冷静に対処する」「引いて全体をみる」「自信と誇り」「相手へのリスペクト」について教えてくれました。

身体をぶつけ合う競技だからこそわかる充実感とお互いの頑張り。 ノーサイドの精神は、相手との関係を表していますが行きつくところは自分と自分の関係にまでメリットがあるものです。

ラグビーの魅力が伝わり、熱く語り合える人が一人でも増える事を願って…各試合と閉会後の動向を見守って参ります。

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