前回、良く思われたいの決定権が相手に有り、度を越した欲求は貴重な時間の浪費に繋がる事についてお話をしました。今回も★こう思われたいの正体②:軽快感へ★と題してお伝えします。
変化する
以前評価・指標についての回にも少しお話しましたが、相手が仮に一時的によく思って貰ったとしても短期間で変わる位変化が激しく、砂浜に作ったお城のように脆いものです。
本来人間は基本的に自分の事で精一杯です。人に関心を示したようでもそれはほんの一瞬であり、一定のものでありえません。
そんなものの為に気力やエネルギーを使う事は効率が悪過ぎます。ではどのように考動すればいいのでしょうか?
ベクトルを180度変える
今、思われる自分に向いている内向きの矢印を外側に向けましょう。
順番としてはまずは自分が「身に付けた技術・技量・経験を利他に使う事」を優先する事です。
この大きな利点は、先に利他へ動く事でさらなる学びと実務経験が積まれる為に「その先の自分の為」すなわち巡り巡って利己に繋がる事です。
先にどう思われるかに注視してしまうと、利他へ動いたとしても期待していた結果が得られない事も多く、その時の不満・怒り・失望が次への考動を阻害してしまいます。
もう一つ強調したいのは、どう思われるというのは単なる結果・おまけでしかありません。このおまけである事に納得がいくと、無意識に求めていたものからの呪縛がなくなり、軽快感が増します。
「あればいいけど無くて元々」といった感覚であれば、まずは「自分が出来る事」・実績・経験を積む事に注力出来ますので、より良い時間の使い方としてはこちらの順番の方が効率も良く確実な方法です。
有難さ
どう思わるという事が単なるおまけでしかない事に納得がいくと、先に求めにいっていないので、思いがけずよく思われた場合の有難みが増します。
ですが、脆く変化し易い事もわかっていますので、さらなる期待を持つといった浮かれる事も無く淡々と自分が出来る事にも注力し続ける事が出来ます。
もし「よく思われた」が継続された場合はお互いの親交が深まり、関係性としてはより強固なものになるはずです。
しかし、こんな関係性ってそんなに多くある…わけではないですよね。そうなんです、基本的に人って自分の事で精一杯なんですから、自分を含めて(^^)
利用されない!
人間は基本的に自分の事で精一杯であるというお話を先述しましたが、中には「自分さえ良ければどんなものでも利用してやる」という悪質な方が居るのも事実です。
そういった方は、人の「よく思われたい」や「悪く思われたくない」という怖れの気持ちに気付くのが得意です。具体的には少しオドオドした言動や過剰に何かをしてあげようとする人の行動を敏感に察知し、怖れを頂かせたり一般常識や「すべき」論等をふりかざして自分の益になるように相手を動かして利用しようと仕掛けてきます。マルチ商法を行っている方もこの類です。
当然こういう方ばかりではありませんが、一部一定数居るのは間違いありません。
実は私も脇が甘い時期があって、利用されかけた経験が有り、カウンセリング場面でも被害者になり苦しんでおられる方に関わった事があります。
他人を利用しようと画策する方の特徴、特にマルチ商法系の方は早く・たくさん益をあげたいので距離感をとにかく早く詰めてこようとします。
またじっくり近付いてくる場合でも、あまりにも過ぎた「べき」論や「してあげてるんだから」といった恩着せがましい発言や不安・恐怖を煽る言葉が気になる人は要注意です。
すぐに近づかず、距離を置いて様子を見るようにして注意しましょう。
それではまとめに入ります。
「こう思われる」が成功しても人は基本的に自分の事で精一杯ですので、脆く儚いものです。まずはベクトルを外側に向けて利他に動き実績と経験を積みましょう。
その過程でおまけとしてついてきた「こう思われた」については一時的とわかっていても有難く受け、また淡々と出来る事を積重ねましょう。自分も「自分の事で精一杯」でいいんですから。
共に歩んで参りましょう。


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