前回は怒り爆発となる原因が人の場合についてお伝えしました。
一番多くなる対象は人である事が多いのですが、それだけではありません…よね?そうです、事柄・出来事についてもこちらの怒りが爆発します。
人間には健全なる欲がありますので、「こうなったらいいな」というものを想定して動く事がほとんどです。
皆さんの実感値としては如何でしょうか。「よっしゃうまくいった」という事…それ程多くない…或いはほとんどないかもしれません。
少し決めつけてしまったように感じさせてしまっていたら、大変失礼しました。
しかし、実感値としてはあまり想定している程には多くないかと思います。
人に対してではない怒り爆発の原因、それは「思い通りにならない」事です。
非常に辛いのが、善しとされている「目標」を「そうでなくてはならない姿」とすればする程、結果が出た時に怒り爆発となる可能性が高くなります。
目標はあくまでも過程一つ一つを明確にする「目指すもの」であり、結果だけを求める「必須の姿」ではありません。
結果だけを求めてしまった場合、一つ一つの過程で焦りや不安から無理をしてしまったり、大事な本番で力を発揮できなくなるので余計に「思い通りにならない」結果となりかねません。
ここは思い切って前提を変えましょう。
そうです、人は「思い通りになる」事を前提として結果を先に考えてしまっています。ここに気付きましょう。
この無意識に気付いたうえで、「思い通りにならない」事を前提としましょう。
これはマイナス思考でしょうか?
いいえ、そうではありません。
目標とする地点を必須の姿としてしまうと、怒りや失望・哀しみで幾らか次の目標点への動き出しが遅れてしまいます。
目標点はあくまでも通過点でしかありません。
うまくいかない事を前提としていると、「じゃあ次はどうしてみようか」という先への切替に移り易くなりますし、怒りといった身体への負担・ストレスが減ります。
この思い通りにならない事をうまく自分の中に定着させるための方法が一つあります。
それは「面白がる」事です。
以前テレビで所ジョージさんがおっしゃっていたのが「うまくいかないのを面白がんなきゃ」というのを拝見して、「これだ」とヒントを得ました。
以後は思い通りにならなくても「こうきたか」と少し引いて面白がれるようになりました。
目標や理想とする内容に到達する途上には、こちらがコントロール出来ない事も要素として含まれています。効率の良さを考えると、結果が出ても怒りに囚われず結果を受容れて手放し、「次コントロール出来る事」に注視して着々と歩んでいく事が理想です。
ここでも思い通りにならないのがまた面白いところです。
こうやってお伝えしている私も「あそこはこうしていれば…」なんて思ったり、「なんで…」と感情的になってしまう時があります(^^)
ただ、うまくいかない事を面白がれるようになってからは、ちょっと休憩したり自分にご褒美を与えたら自然と意識が「今から出来る事」に向いて前傾姿勢になれて切替るまでの時間が格段に早くなりました。
前回の内容を含めてまとめていきます。
怒りの元凶となる人を「伝えてもわからない宇宙人」と理解して怒りを落ち着かせ手放しましょう。「半面教師」としては無駄になりませんので、そのままにしておきましょう。
また、思い通りにならない事は、「思い通りにならない」を前提として一つ一つ出来る過程に取り組む、うまくいかない事には怒らず面白がる…こんな着眼点がある事がご覧の方の気を楽にしたり、焦りや不安を逓減させながら日々の取組を楽しめる事に繋がれましたら幸いです。
一日一日の充実感を積重ねて参りましょう♪
ムカつく②:所ジョージ方式面白がる
人生

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