人のモチベーションや意欲とは不思議ですよね。
「自分の為に」が人の行動の動機としては普通ですが、家庭や学校でのお手伝い・アルバイト・仕事で周りに働きかけるうちに周りから感謝されてのやり甲斐・そして自ら居場所を作って存在意義を感じられる嬉しさは次なる考動への意欲にも繋がって人のエネルギーになります。
一方で、その快感の余りに度が過ぎてしまい、自らのキャパシティを超えても人に尽くそうとしてしまう方のお話をここ最近複数伺いました。
本日お伝えしたいのは「利他心の盲点:程々で長く貢献しよう」という事です。
学卒後の社会人になりたての方や仕事・住居といった環境が大きく変わった方は「早く慣れよう」「安心出来る居場所にしよう」といつも以上に気を張ってしまう傾向にあります。
そんなタイミングで掛けられた感謝の言葉が不安な心を癒し、次なる意欲となるところまではよくあるお話。
ここから「もっと感謝される者でありたい」「もっと貢献しないといけない」と短期間の間に張り切り過ぎてしまい、身体も心も黄色信号を点滅して警告を出す事態になってしまいました。
殊仕事では日々の成果が問われますので、うまく利用すれば利他心も良い原動力になります。
しかし、今回問題だったのは半年未満の短期間でこれまで以上に周りから求められている事を探り先回りして動く事を毎日重ねてしまったがために、自己・利己心とのバランスが崩れてやる気を失い身体に激しい倦怠感が出たり閉じこもり気味になりかけていた点です。
人間に元々備わっているのは利己心、「自分の為に」というのが自然な考え方です。
不安になった時の「利他心からの行動は良い事だ」という考え方は 過剰なほど頑張り過ぎているにもかかわらず、リミッターを外して長期間キャパシティを超えた行動をも可能にしてしまいます。ここが最大の盲点です。
それだけ強力なモチベーションにもなり得る利他心ですが、心身が不調になり短期的な貢献・周りへの尽力になってしまっては逆に迷惑になりかねません。
真面目な方程一度「こうすべきだ」と考え方が固まってしまうと、それを無理にでも継続しようとして自分の身体や心の変化に気付きにくくなってしまいます。
対策としては二つあります。一つ目は一日の目途を付ける事。仕事であれプライベートであれ、「ここまで出来れば良し」とする大事な項目を挙げましょう。
ここで気を付けて頂きたいのはあれもこれもではなく、重要な2点・多くても3点までに絞る事。
体調によっては1点になる時もあるかもしれませんし、その日終わった時点でその1点も完了出来ない事があるかもしれません。
しかし、すぐに自責の念を持たないようにしましょう。
体調が悪かったり意欲が低かったりしても「なんとかやろうと試みた」自分の頑張り(try)をまずは認めてあげないと心身が悲鳴をあげてしまう程やり過ぎてしまいます。
自分の取組を認めた上で「次はどこまで出来そうか」「どう取り組めば現時点で善しと出来るか」について振返って次なる一日への目途を考え動いていきましょう。
最後はこまめな休憩・区切りを入れる事です。
お話を聞いた方々も、利他心から「早く」と焦ったり周りの眼を気にし過ぎて数時間ぶっ通しで作業をされておられました。
稀にであれば火事場の馬鹿力として活かせますが、長期間になると無理がたたって穴を開けてしまえば迷惑を掛ける事にもなりかねません。
本当に入り込んでも人間の集中力はもって5~10分と言われています。
仕事中、流石にこの感覚では休憩は入れられないと思いますが、50分から1時間に一度は違う作業を入れてみたり、少し肩や首を回してみたりするだけでも1日が終わった後の疲れが全然変わってきます。
適度な休息や区切りを入れる事はわがままでも利己心ではなく、大事なご自身のケアです。
長く「利他」が出来るよう、ご自身の心身の状態にも心を配りながら僅かずつでもいいいので成果を残し充実した毎日を過ごして参りましょう♪
利他心の盲点:程々で長く貢献しよう
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