前回は、就活面接の三種の神器(志望動機・自己PR・学チカ)は社会人になってから退職後へも繋がるものなので「時間がある学生時に時間を掛ける方が効率的」というお話をしました。
皆さんもこういうご経験ないでしょうか?「どっかにいい文例落ちてないかな…」検索を始めて気が付いたら違うサイトを見ていて慌てて次の行動へ…。
「そんな事より、早く面接の秘技について教えてよ!」そんな御声もあるかもしれません。
はっきりお伝えします。そんな秘技、どこにもありません!
そんな小手先ではなく面接の本質について納得して、落ち着いて堂々と面接を楽しめるようになりたい方はこの先もう少しお付き合い下されば幸いです。
ネット上でよく見かける秘技。確かによく考えられている構成であったり練った内容で参考になるものも多いです。
でも、一旦考えてみませんか。
企業の成り立ちも規模も業種も、そして何より採用する人の評価基準・項目や価値観等全く違います。
練りに練ってコンパクトにまとめた三種の神器でも、「それだけ?あんまり熱意が感じられない」と評価する企業もあるでしょうし、客観的にはダラダラ長く話しているように聞こえても「丁寧な説明」というプラス評価をする企業もあります。
実は先日、集団面接に立ち会う機会がありました。そのうちのお一方は「若年層への指導歴数十年」とおっしゃていた就職ご指導のプロの方でした。
私には質問への回答がまとまっておらず、今一つどこか言いたいポイントかわからない間延びしたような印象を持ちましたが、総合評価はその方がトップでした。
こうした事例からも、よく見かける「これさえあれば!」的な秘技は「通用する<場合もある>」というだけです。
今度は逆に、皆さんがそういった秘技を発見した!としますよね。ネットや無料動画で広く公開しますか?若しくは「面接や事前調査有りの高額会費サイト」にしますか?
もう言わずもがな、ですよね。「たくさんの人に見て欲しい」と公開してる時点で「秘技でも無いし!」っていう(笑)
長々お話しましたが、ちょっと考えてみたら「ま、まぁ確かにね。そんな秘技無いよね」と納得がいかないでしょうか。
「じゃあ、何を基準にしたらいいんだ!」と思われたかもしれません。
答えは、「自分を基準にして下さい」です。

先ほど私が立ち会った面接であれば、私は短く簡潔に話す方を選びます。それには私の価値観、
・面接する側の採用コスト(特に時間)
・「基本的に人はあまり人の話を聞いていない」という前提で、印象だけでも残れば御の字
・仕事関係でダラダラ話すのが個人的に嫌
を重視しているからです。
一般的に、短く簡潔に答えるのがベストとなっていますが、自分なりのスタンスがあれば余計な情報収集や様々な意見に振り回される事もありません。
たまに突拍子もない質問をしてくる面接もありますよね。「面接官の第一印象を食べ物に例えて理由とともにお答え下さい」等々。こういうのには、当然ですが正解例はありません。
瞬間に浮かんだ絵や単語を述べて理由を補足する位で十分です。面接官は回答の仕方や伝え方を見ている場合が多いですし、こういう質問には同じ内容が出てきませんので事前用意は出来ないものです。出来るとすれば、ご友人同士であまり聞かれた事がないような面接質問を考えてお互いに出し合ってみたりするのもいいかもしれません。
あまり真剣にやると疲れるでしょうから、ふざけ半分で面接を茶化す位でやれば楽しめると思います。何より面接の場面を茶化す事で俯瞰的に見れるようにもなるかもしれません。
前回からの繰り返しになりますが、就活面接の三種の神器・特に志望動機はその後の就業生活において様々な葛藤があった時のアンカーとなります。
上記では「短く簡潔に」とお話しましたが、内容を練っていく時は出来るだけたくさんダラダラと脈略もなく書いて(出力)していって下さい。出来事・エピソードからくる感情や気持ち、行動の変化や現在も継続している事、とにかく何でも思いつくままに。
それらを少しずつ絞り込む時に「自分の大事な軸」が定まっていくので、面接の時話する熱量が違います。どこかに落っこちていた物から出来たものではないので落ち着いて伝える事が出来ます。拾い物だとどうしてもビクビクしがちです、「これで大丈夫かな」と。自分軸が入った内容だと、祈られて残念に思っても「ま、合わんかったんやね。仕方ないか。じゃぁ、お菓子のご褒美でもとって次がんばろっ」ってな具合に、軽やかに次へ移る「受け容れる」度量も付きます。

脱線しかけましたので、本日のまとめに入ります。
就活面接秘技!なんてどこにもありません。本当にあったらあまり知らせたく
ないので、高額提供になるはずです。一見遠回りが、実は一番の近道。
就活面接三種の神器について長い時間「うーん」と考えこんでもあまり一度にたくさんは出てきません。脳から出してくるのにも時間が掛かる場合があるでしょうし、脳のデフォルトモードネットワークが活性化されている時にふと出す事を積重ねる方が効率的かもしれません。
(私は芸能人の名前ど忘れをこのボーっとしてる時に思い出す事、多いです(歳、笑))
そういった意味でも移動中等の細切れ時間に数分考える習慣を付けてどんどんスマホのメモ帳に書き込んだりして書き溜めましょう。そして限られた時間に伝えられる事を絞っていく。
就活真っ最中の方でも遅くはありません。現時点で出来上がっている内容がありますよね。学生課で改めて添削して貰ったり、友人に意見を募ったり、自分でも細切れ時間に練り直したり。先ほど例示したように集団面接の場も実は良い伝え方(話の構成)・言葉の使い方を学ぶ良い機会です。
先日お話したように、三種の神器は一生物です。私も仕事への志向・価値観・
自分の強み、等をUPDATE中です。
共に歩んでまいりましょう。


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