前回は不安や秘伝といった煽りに反応して、安易な方法で内定取りに走る事の危険性についてお伝えしました。
外野からの煽りにいちいち反応していては、結果への不満か不安で「動かされる」ばかりです。そのサイクルから外れるためには行動の源泉を内から湧き出る物、内発的動機にシフトする必要があります。
企業側が就活面接に時間を掛けるのは、その人の「内発的動機」とこれまでの成果から今後の可能性を探りたいからです。生涯賃金を考えたら相当な額の投資になりますからね、それは慎重になるはずです。
外発的動機付けを一概に悪く言う訳ではありません。外発的動機付け、報酬・名誉・承認等は誰もが多かれ少なかれ自然に持っているものなのでいちいち企業側も聞く必要が無いというだけです。ただしこの外発的動機、上を見れば
切りが無いものばかりなので、満たされない過程で不満足や不快感が増長したり動機自体が 長続きしにくいものなのです。時には周りとの協調性や自律性に悪い影響がある事もあります。
一方の内発的動機付け「何故するのか」「どういう意味があるのか」という問いを前提に「自分がどうしたいのか」という自立から発生するものなので、長く行動の源泉となります。
この★内発的動機は長く行動の源泉となる★というのが本日のポイントです。
もし皆さんが社長という立場で面接をしていたらどんな学生に来て欲しいでしょうか?
先ほど投資という言葉を使いましたが、就活生への面接では仕事での実績や実務経験が無いために評価出来るのは仕事への「考え方・価値観」やこれまでの実績から将来を想定するしかありません。OJTで先輩社員が付くとはいえ「自ら考えて動く事が出来る人」「簡単に挫けて辞めない人」が求められる学生像であるのは皆さんもご承知の通りです。

「自ら考えて動く」ためには学生の間に自分の内側を見つめる時間と労力が必要です。面接で自分の仕事への考え方・価値観やこれまでの実績について思いを乗せて言葉で伝えられる位に時間を掛けて考えてきた人は、ありがちな失敗や壁といった苦しさへの耐性を証明出来ている事と同じです。質問をされる度に言葉に詰まったりしどろもどろになようでは、本当の意味での「長く続く」内発的動機付けに繋がる仕事への考え方・価値観に辿り着けていないと判断出来ます。
安易な方法で内定取りに走るなとお伝えするのはこういった理由からでもある訳です。イカリが軽くて小さな物だと、ちょっとした波風で船は容易にどこかへ流されてしまいます。ちょっとした波風の度に流された船を探したり、元の場所に戻す時間やエネルギーがあり余る程の人員で今の職場は仕事をしていません。自分を見つめる努力をした人だけが「今の現状からどうすべきか」を判断して自ら周りに発信し、サポートや知恵を借りてまた自力で前に進む人が求められている事、皆さんによりイメージが出来ていたら嬉しいです。この納得感が、大変だとわかっていても志望動機で自分の仕事観について時間を掛けて推敲し続けていく原動力に繋がればより幸いです。明日もこの内発的動機について別角度からお話を致します。
それでは、まとめに入ります。
長く行動の源泉となる、内発的動機。仕事への価値観・考え方は時間を掛けて固めていきましょう。自分の感情が動いた出来事や行動特性から「今出来る事」「今後への希望」を見つめる事でしか湧いてきません。この大変な作業を経るからこそ、面接が 仕事への耐性を証明する場になる訳です。
もし面接で伝えた内容が合わないと判断されたのであれば伝え方を修正したり内容を追加・削除したりしながらさらに固めていきましょう。鉄を打つ時のように。そうすれば、社会に出る頃にはその鉄がちょっとやそっとの外圧では変形しない位丈夫で長持ちする物になっています。

共に歩んで参りましょう。


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