人口密度が低さが地方都市のメリットとして注目され始めています。
2020年5月14日に緊急事態宣言が一部解除された際、他の東北5県が2桁の感染者数だったのに対して岩手県が0だった事はご記憶に新しいかと思います。
消滅可能性都市の発表がなされて数年が経っています。
「都会に出る」のが多数だった若者に、「ほぼ0密」の地方都市が改めて生活拠点の選択肢としてその存在を光らせるのはこれからです。
かくいう私も学生時代に福岡から東京へ出て就職を致しました。
人・物・情報の多さが魅力であった一方で、建物・人・電車等々その過密さに違和感を感じ始めて以後…「老後迄住む拠点としてどうなのか」を考慮したうえで福岡に戻って参りました。
手前味噌になりますが、福岡は空港や駅のある都市部から車で1時間掛からずに海・山を満喫出来るので今となってはあの判断は私にとっては最良だったと思っています。
地方都市からも離れた村や集落は0密とは言え、部外者がいきなり居住地にするのはハードルが高いものですよね。その障壁の高さから地方移住を諦めた方もおられるようです。
高知県在住の地方移住者Youtuberイケハヤさんもおっしゃっているように、都市部にしか住んだ事が無い方は地方の中での都市部にまずは通い・住み慣れてからさらに奥地へ…と段階を踏んでいく方が打ちのめされて挫折しない「自分に合った」地方移住を成功させる秘訣です。
まだ子どもが小さい働き盛りの世代には仕事や病院といった都市部の利を必要とするかと思いますが、地方の都市部周辺であれば福岡のように車で通える範囲の場所が結構あります。老後迄の生活を考えると、多少の時間を掛ければのんびり電車やバスを使って移動出来るように「片足を上げて足の裏が拭ける」「自転車に乗れる」といった目標を設定して身体の維持管理をしていくのも、地方移住するしないにかかわらず大事になります。
通院費や住宅費の補助・一人当たりの保育者や先生の数・独自の教育制度(自然を活かした自立)等々多くの地方都市がその魅力を発信してきました。
田舎が故にたまに密なお付き合いがあっても、関東や関西の大都市の不特定多数接触に比べたらそのリスクは押して知るべしの程度。
「たくさん寄り集まって効率を求める」だけでは各種品物や食べ物の買い占めに一喜一憂し続ける可能性があります。かくいう私もそんな生活に疑問符を持ち始めていますので、伴侶の実家である島にかなり魅力を感じ始めています(^^)
最低生きながらえる位の食料を自分で作ったり共有出来る地域での生活こそ、人がこれまでも求めてきた「安定した」生活なのかもしれません。
難儀する時期は苦しみと共に、新たな(再興する)価値観が芽生え始めます。
今一度生き方を見直す時期として活かし「あのきつい時期があったからこそ」と振り返れるよう、暮らす場所を含めた新しい価値観にも気付いて選択肢を増やしていきましょう。
居住地選択肢が増えた?!:アフターコロナ①
人生

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