前々回まで計四回、まずは「相手に失礼のない」「自分への心象を悪くしない」の観点から就活マナーについてお話してきました。
「就活 マナー」で検索すると候補に「おかしい 気持ち悪い」といった言葉が出てきます。「心象を<可能な限り>良くしたい」といった過剰な期待と情報発信側の恐怖感煽りが押し付けのように感じさせてしまっているのかもしれませんね。過剰な期待から表れる振る舞いはどうしても<不自然に>映るので逆効果となる事もあるので注意が必要です。
情報簡単に手に入る事が羨ましい環境である一方、量が多すぎて自分の判断基準を定める事に繋がっていない事が社会人になった後も「これでいいのだろうか」という迷いや不安に結びついてしまっているように感じます。
一旦ここで、★線を引く為の考え方を例示します★ので、皆さんご自身の判断基準を固めていきましょう。その事が今後、皆さんが変な煽りへの反応が少なくなるきっかけになれたら幸いです。
①迷ったら最大公約数的内容で<強い違和感を感じない>物を選ぶ

例えば皆さんが就活でのネクタイや口紅の色が気になり始めたとします。「迷っている」時点で「本当はこうしたいけど」が裏にあって、選択に時間が長く掛かってしまうリスクがありますので、ひとまずは最大公約数的な内容を選択しましょう。この場合の「最大公約数的」とは検索で言えば、マイナビ等大手就活サイト3件程度見れば十分です。掲載が無い項目は検索上位数件の確認と本で確認してみましょう。
最大公約数的なものは楽ですが、選択する方が楽な分「埋もれてしまう」危険性もあります。リスクは無いけど、「こうだからこの学生を選んだ」という選択理由への心象に繋がらなければ採用担当者も選べない、となってしまいます。「じゃぁ、どうすればいいんだ!」…最初の論点に戻ってしまったみたいに感じますよね。それが次のポイントです。
②枠を知った上で、自分基準を作る
無難を選んでも埋没する、個性的にしても浮く可能性がある…そうなんです。どちらにしても+-は必ずあります。本題に入る前に皆さんに「自身の判断基準を固めるきっかけ」「変な煽りに反応しない」という事をこの回の副次目的としてお伝えしました。
ですので、今回最初に最大公約数的内容に合わせるお話をして、一度枠内の型を知った上で逸脱しない範囲で「自分も快適に過ごせる」ような基準を作る事が大事です。最初から「個性個性!」なんて言ってると、ただのハミダシサンになってしまって、当初の目的である入社して社会に出る事から大きく逸れてしまいます。
この就活時期というのは、社会に出る前に「堅ぐるしさを感じつつも自分の基準や感覚を定めていく」準備期間でもあるわけです。その型をたくさんの情報量に求め過ぎて「わー」っと頭をかきむしる事になってしまいます。星の王子様ではないですが、大事なものってそう簡単に外には落ちてませんし、自分で作り上げる眼にみえないものです。
最初に枠と型を知ってから自分の基準を作りあげていくのは、面倒くさく感じるかもしれませんがそこを経ないと社会人になってからも同じ事の繰り返しですし、その面倒くささがあるからこそ大事なあなたの基準となり、その基準に沿って行動する事で結果を受容れる度量と今後への自信をも形作っていくわけです。
仮に同じような格好で同じように振舞った面接であっても、同席する人が違う方であれば違う評価が下る事もありますし、同じ人物であっても体調や気分によって評価は変わります。それだけ外部評価というのは「たまたま」といった偶発的要素が強いものです。
であれば、枠と型をある程度(最大公約数的に)知ったならば、はみ出さない程度であなた自身が快適に過ごせる就活マナーや基準を作り上げていって下さい。

その方がどのような結果であっても、また多少の改善が必要だと判断したとしても「あの時の自分としては最良を選んでやるだけはやった」という結果への受け容れと次への行動意欲に繋がります。その結果への受け入れが積み重なると、変に結果への期待が膨らみませんので「情報量の多さに戸惑ったり」「変な煽りに反応」しなくなります。それがあなたの基準の幹を太くしていくのです。
それでは本日のまとめに入ります。
就活マナー、第一印象といった外部評価に直接繋がり易いものは最初に①枠と型を知る。その後②枠・型にはみ出さない程度で「色を出す」。
型枠からあなた基準を作り出せば<不自然な><煽るような>内容には引っかからなくなりますので、あなた自身も「素を出せた感覚」が有り、それが結果一つ一つに執着しない軽快さに近い諦め・開き直りに繋がっていちいち落ち込んだりする事が減ります。
今回は就活マナーと絡めて考え方についてお話しましたが、これはエントリーシートや面接で話す内容についても同様です。まずは枠と型、そして自分の色を出してBrushUpし続ける事で自分基準がどんどん太くなり、結果に一喜一憂せず淡々と前に進めるようになります。「その時その時(今)、やるべき事をやった感覚があるから」です。
共に歩んで参りましょう。


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