先日バラエティー番組で、「よくいるムカつく女」をネタにした番組が放送されていました。特徴的だったのがSNS上での話。やはり見られたがりの自意識過剰な行動がかなり叩かれていましたね(^^;)承認欲求が皆あるのでしょうがないのですが、度が過ぎるのは「誰の為の時間なのか」の主体がなく勿体ない気がします。
良い評価を受ける事を求める場面といえば面接があります。特に面接は生活もかかってくるので緊張度が高いですよね。今回★「緊張せず話せるようになるには」★について、「準備」以外の観点からお話します。
伝える内容と自分を切り離す
例えば大勢の前で話すプレゼンテーションから、商談で御客様にご提案する場面、面接で話す際、良い評価を得る事が目的のうちに一つに入っているのでどう見られるかに意識がいきます。この意識が緊張を生むわけですが、実は区分けして考えると緊張度合いが低くなります。プレゼンでも面接でも、何故そこに自分が居るのか・・・当初の目的に立ち返ってみるんです。「当初の目的」、それは「伝えるため」ですよね。
「当たり前やん」と感じる方いらっしゃるかもしれません。そうなんです。当たり前ですよね。しかし、「伝えたい」という当初の目的と「よく見られたい」という思いが気付かぬうちに混同してごっちゃになっているんです。緊張するっていうのは「伝える内容」よりも「見られる自分」に意識の比重が高くなっている状態なんです。これまで「見られる自分」優位になっている事に気付くだけでも気が楽になってこないでしょうか。我々はスーパーアイドルでも無いから、自分を見に来られるという事はないんです<笑>…というのは冗談ですが、自意識過剰までではなくても、これまで「見られる自分」優位になっている事に気付くだけでも一歩前進です。ここに気付いて、「見られる自分」と「伝えたい内容」を分けて考える事が緊張せず話せる入口です。

伝わるように伝える努力
皆さんも人のスピーチや講演、身近では会話で「話がわかりにくいな」「こう伝えたらいいのにな」と思う事はないでしょうか。語尾が聞こえなくなるように尻すぼみで話をされる方、「えー」や「あー」の考える間繋ぎ語が多い方、早口になっている方。「どうやったらよりたくさんの方に伝わるか」を考えて工夫すると、①の区分けがさらに進み、「伝える内容」に加え「伝える工夫」に尽力して意識をもっていく事が出来ます。
あと、かなりぶっちゃげて言うと、人ってわざわざ足を運んでお金を払って行く講演であっても、結構な数の人がその場に居る満足感だけが大きくなり、話の中身を全部が全部までは聞いてないものです。全体を10とすると、本当に最初から最後まで集中して聞いている人って1~2の割合で居ればかなり多い方です。当事者意識が無く聞いている方も多いが故に、質問を投げかけたり途中でワークショップをして考えさせて当事者意識を呼び覚ます事で伝える工夫をされている方が多いのだと思います。この「伝える工夫」をすると、意識の向きが「見られる自分」という内向きではなく「どう伝えるのか」という外向きになるので緊張の度合いが減ります。私の例で言うと、話題を変えたい辺りで質問をする事が多いです。そうすると、受身ではなく自分の身に近付けて考えながら聞けるので小休止も兼ねて質問を投げかける事が多いです。油断してる方が多い雰囲気の場合は指名してお話頂く事もあります(笑)。伝わるようにする為に工夫を重ねる事も「如何に伝えるか」に意識がいき易く、見られる緊張から遠ざかる要素です。
思いをのせて話す
面接であれば、志望動機や自分の価値観軸となる自己PRには「どう社会の役に立ちたいか」や「価値観軸のきっかけ・エピソード」等の伝えたい内容の裏にある思いがあるはずです。(面接では演技でも思いを強めにするので丁度良い位です)

しかし、あまりに思いが強すぎてダラダラ脈略なく話すのは当初の目的「伝わる」からは遠ざかってしまいます。基本的に人間は「他の人の話聞きたくない」「自分の話を聞いて欲しい」、のが性分だからです。面接の場合は時間が限られていますから、②のように、端的に思いを伝える工夫をしましょう。結論を話して詳細や理由を述べる、スタイルを推奨する方が多いのは端的に伝える事で伝わる・相手が聞く耳を持つ可能性が高いからです。聞く側が「あ、この話長そう」と思った瞬間にシャッターが半分閉じられると思っておいたほうがいいです。簡単な自己紹介の場であれば、「この人=この事」というようなフレーズと数十秒程の短いエピソードだけで十分です。最初に端的に話す事で伝えるこちらも慌てずに話が出来るので、落ち着いた自信のある心象に繋がり易いです。
面接でもプレゼンでも、あまり聞いてもらえているる雰囲気ではないような時もあるかもしれません。そんな時は、自分に語り掛けるように話をしてみましょう。伝えたい思いがあるのは自分が一番わかっているもの。一番の理解者である自分に語り掛ける事は、大事な軸を自分の中で整理して見直し、次に活かす事が出来ます。自分が自分に語り掛ける俯瞰的な伝え方が出来ると、聴衆が少しずつ見えてくるので「見られる」緊張度合いが減る事にも繋がります。是非お試し下さい。
それではまとめに入ります。
①②「見られる自分」と「伝えたい内容」は分離出来る事に気付いて、「伝わる」工夫をする事、③思いをのせて話す事、で意識を「伝える」方に向け見られる緊張度合いを下げる。先ほども少しお話したように、基本的に人間って自分は話したいけど、人の話を聞くのは苦手です。全然聞いちゃいません、って位な割合です。大丈夫です、我々はアイドルではありませんから。内向きの矢印・見られる自分と外向きの矢印・伝える内容を分けて、コントロール出来る「如何に伝えるか」を意識して尽力しましょう。
ともに歩んで参りましょう。
(後日、「緊張せずに話せるようになるには②」の回を予定しています)


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