「仕事を行う上で求められるスキル」、毎年ほぼ1位に上がるのがコミュニケーション能力です。このコミュニケーション能力(以下コミュ力と省略します)、なんとなくはイメージが出来るけれど、求められる力としての定義が採用する側それぞれによって異なるためわかり易い「リーダーシップ経験」ばかりが求められていると勘違いされています。
本日お伝えしたいのは「就活三種の神器から逆算した学生生活:<1>コミュニケーション能力」についてです。
自分の状況・考えを発信する
学生の時と社会人になった時では時間の使い方が明らかに違ってきます。成果を出し続ける仕事に関わる時間が通勤時間を含めると起きている時間の半分近く、残業を含めるとまだその割合が高くなります。お互いに自分の役割をこなしながら、全体として求められる動きや内容をミーティング等短い時間で確認し合う必要があります。学生時代の時のようにいつも気に掛けて話を引き出してくれる家族や先生のような存在は仕事場にはほぼ居ないと思っていいです。「困っているのか・うまくいっているのか(状況)」「どう考えて行動しているのか(考え)」を自ら発する力が無いと「どんな状況かもわかりづらいし」「いちいち指示しないと動けない」と自分の居場所を作るどころかその組織のお荷物になってしまいます。
こうならない為には自分の状況、特に困っていたり悩みがある時には抱え込まずに友人や学校職員等 周りの人に発して、まずは負荷分散させて貰いましょう。誰かに話せた時点で自分の状況を感情・気持ちと切り離して見れるので少し落ち着いてきます。現状を俯瞰視出来ると自分で解決出来そうな内容を切り分けたり、他の人からのアドバイスが貰えるおまけもついてくるかもしれません。

効果的なのがよく話題に上る恋愛・結婚観・職業観といった話をする、番組・動画の感想を言い合う等、学生同士やバイト先の先輩や社員の方等といった年上の人とよく話をしながら自分の考えを磨いていく事です。あくまでも知見を広げるためのものなので、「正しい」「正解」にあまり固執し始めると関係が悪くなりかねません。程々に楽しめる位の熱さで議論したり話合ったりして下さいね(^^)
相手の考えを受容れる
一つの問題に対して「何が正解か」というのがよくわからない時の方が大半です。だからこそ、集まっている組織の集団性を活かして最適解を見つけて動いていくのが仕事における組織です。最適解を決める過程で「どちらがより正しい」と敵対したり「こちらが正しい」と固執しても時間の無駄です。その背景にある考え方を集約しながら、その時点で一番良いと思われる方法を探る為には相手の考えを一旦は受容れる度量が必要です。この為には①の自分の考えを持つ経験が必要です。自分が自分の考えを大事に思うように「相手も相手の考えを大事に思っているはず」とわかるのは自分の考えがあってこそ。よく話合いの場で出来ない理由を延々と述べたり、他人の案に反対や難癖をつけ続ける人って往々にして他の代替案を持っていない事が多い気がします。自分で考えて導き出した経験が少ないために相手が大事にしているものも簡単に否定出来る訳です。

「そういう考え方もあるんですね。こういう観点から見るとこういう考え方もありますが如何でしょうか」と相手への配慮をした言い方であれば、内容の受け止められ方が全然違いますよね。「自分と同様に相手にも大事な考えがある」とわかっている、為にはまずは自分の考えを持てるよう会話や議論・読書等から内省する習慣も身に付けましょう。
相手の意見を受容れたりまとめたりする態度や能力は、就活本番でのグループディスカッション形式の面接の際如実に表れます。こういう態度や能力は一朝一夕で身に付くものではありません。日頃から習慣づけ、無意識でも出来るようにしておいて損はありません。
教えを請う
わからないところがわからないまま進めば時間だけを浪費してしまい、後になればなる程「なんでその時に聞かないんだ」という事になるのは容易に想像がつきます。しかし、仕事を行う組織に入った当初は周りが忙しそうに見えるので気を遣って聞きにくい場面があります。緊急を要する場合は忙しかろうがなんやろうが関係ありません。「すいませんちょっといいですか?」ひっつかまえて聞きましょう。緊急度合いが予想より低ければそれも経験値として残ります(^^)
緊急度合いが低くどうしても直接声を掛けづらい場合はメールやメモを残して「まず早めに伝える」ようにしましょう。
再度①とも繋がりますが、教えを請う際自分で調べてわかりそうな事や自分で考える事が出来そうな内容は、「これでも大丈夫でしょうか」という聞き方であれば今後自立して仕事を進めていく過程での自信とさらなる主体的動きに繋がります。

貴重な時間を使って教えて下さった方のお話は素直さをもって聞き入れ、感謝をもって御礼申し上げましょう。自分の時間が無くなった感よりも「教え伝える満足感」が高まれば、今後も教えを請い易い環境となるはずです。自分が快適に仕事をし易い環境にするにはある程度の維持管理作業(気遣い・心配り)は必要です。これも仕事のうちです。
雑談から人に興味を持つ
ここは短めに。個人的に興味や関心がある話題で話が出来ていると、仕事の内容で話す時にも円滑に話がし易くなったり「前確かお子さんが保育園へ入園されて」等全体としての動きや配慮に役立つような例は数多くあります。あまり気乗りがしないからと、間の悪さからスマホをいじるのではなくて天気や事件の話題等身近にある内容を振ってみましょう。大して盛り上がらなくてもいいんです。挨拶と一緒で「相手の存在を認めてますよ」というメッセージにもなりますから。共通の話題で盛り上がれたらもうけもん位なもんです。
それではまとめに入りましょう。
就活三種の神器、コミュニケーション能力を高める為には①②自分の考えや状況を発し、相手の考えも尊重する③教えを素直に請う④雑談を楽しむ、事が仕事の上でも大切になります。部下や後輩が出来れば②の発展として「相手の話を引き出す」事が求められる場合もあるでしょう。自分の考えがあれば同様に相手の気持ちや考えにそって理解を示す事が出来ますし、「話をだし易い雰囲気を作る」コミュニケーション能力も高まります。
コミュニケーションをとる事、確かに「めんどくさいな」と思う事が正直に言うと私もあります。しかしそれはおそらくお互い様。お互いに気持ちよく過ごす為にはちょっとずつあゆみ寄れば相手への歩みは着実に進みます。それが自分の快適な居場所づくりになるのであれば、しておくにこした事はありません。「要らない」と思うストレスも全く無くなればそれはそれでかなりのストレスです。
共に歩んで参りましょう。


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