つい先日、伴侶と「有難うという言葉を伝える事の大事さ」について話をしていた際、もう一つ話題に上がったのが「本当にそう思ってるのか怪しい人居るよね」という事でした。その事をきっかけに今回は二回のうちの一回、★有難うを心底伝える法①:所作これだけは★と題してお話をしていきます。
有難うを伝える時だけに拘わらず、所作として私が気を付けているのは二つあります。
間を空ける
最初は相手と一度1~2秒正対してから言葉を発する事です。これが見出しにある「間を空ける」事です。
相手をあまり見ずさーっとその場を離れたのであれば気持ちを込めた事にはなりません。
「あなた(あなた方)にお伝えします」というのを正対する事で示し、御礼を述べる前にしっかりと間を置いて時間を使いましょう。
正対した時にもう一つ注意出来そうであれば眼をしっかり見ておきましょう。
よく目力と言いますよね。もし言い残した事があったり面接自体があまりうまくいった感じがなければ最後に出来る事、目力でアピールして面接を終えましょう。裏の意図としては目力アピールですが、面接以外でも所作を大事にする気持ち・考えを行動で表す事が出来ます。

先に言葉、その後礼
二つ目はよく言われる動作と発語を一緒にしない事です。
語先後礼、知識では知っているので「またか」とお思いの方もおられるかもしれませんが、御客様を相手にしたり面接等の緊張を伴う場面だと「知っている」と「出来ている」にはっきり差が出ます。
私が面接指導をする際によく気になってお伝えをするのが、面接室を退室する際に一言添える場合です。
面接を終わらせて早く緊張から解放されたいという思いからか、礼をしながら早口に御礼を伝え早々に戸を閉めてしまうのをよく拝見します。
お気持ちはよくわかります。しかし別れ際も印象に残り易いのはデートも他の場面でも同じです。それまで好印象だったのが最後の御礼挨拶でひっくり返ってしまってはこれこそ勿体ないですよね。最後まで気を抜かずに、丁寧に言葉を動作を分けて面接の機会を頂いた御礼の気持ちを伝えましょう。
補足:理由
何故こんな姑の小言のような事をしつこく言うのか…はおそらく社会人としてお仕事をされている方はご納得頂けると思いますが、ほとんどの仕事で御客様を相手に直接なり間接なり関わる事になるためです。

自分が所属している先の看板を背負っている以上、失礼の無いようにするのは最低限。出来れば印象をよくして仕事として接する方に信頼感や期待感を持って頂ける所作が出来た方が良いにこした事は無いからです。
これは何も仕事上だけの事ではありません。知人のご紹介で人に会う場合やお付き合いをしている方のご家族に会うといったプライベートの場面でも所作を丁寧にしつつ御礼を述べて伝え気持ちを表す事が出来れば、自分に関わっている方に恥をかかせるといった迷惑を掛ける事もありません。
SNSやメールでもやりとりが出来る今だからこそ、実際にお会いして話をした印象がより鮮明に残りますので、大事にしましょう、細かい所作。
それではまとめに入ります。
気持ちって自分が考えている以上に細かい所作に出ています。所作を大事にする事で気持ちがさらに深まる経験を私はしました。有難うを表層的ではなく心底伝えるために「正対して眼を見た後」「言葉と動作を別にして」丁寧に述べる習慣をより大事に出来るよう…共に意識して御礼を伝えていきましょう。


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