前回お伝えしたように、感謝を表す程に「生かされている事」に気付くと自分が「貰っている量」と「与えている量」の不均衡に違和感を感じるようになります。
それを解消しようとするために欲し始めるのが「返したい」という利他の気持ちです。
返したい一心で取り組み始めると、最初は不慣れだった事が出来るようになって経験として積み重なって自信となり…結局またご縁や生かされている事に気付く。そして感謝の気持ちが湧きあがり…という循環へ。
良く出来過ぎたストーリーに聞こえるかもしれませんが、強度は強くなくても一度この循環に気付き、小さくても意識して行動出来れば社会との繋がりと自らの成長を実感しながら充実した日々を生きる事が出来ます。
この循環に入り込むためにも、まずは謝意を表しましょう。
幼少の頃から「有難うを言いましょう」と言われ続け、言葉で伝える方法はほとんどの方が身についているかと存じます。(もし「ん?」と物足りなさを感じた場合はまずは身近な方への当たり前のようにして貰っている事にたくさんの言葉を渡しましょう)
言葉以外でどんな方法を思いつかれるでしょうか?
①贈り物
単に相手が欲しいと言っていたものを渡すだけでもいいのですが、より感謝の気持ちが
伝わるようにするためには相手が「貰えると思っていなかった物」を渡す事がより思いを伝えられるのではないでしょうか。
そのためには相手が何に興味があるのかを知り探索・行動する手間が掛かります。
言葉だけでも無いよりはいいのですが、「手間・時間を掛けてあなたの事について考えていました」という思いが眼の前に物として現れれば、より謝儀としてふさわしくなります。
喜ぶお相手の表情を思い浮かべながら、贈り物を探すのは結構…ハマります♪
②触れる
コロナ禍以降、人との近すぎる距離に皆敏感になりました。そんななか人が人に触れる事は難しいかもしれません。ですので、この方法は家族や恋人といった特に親しい方への方法となります。
日中だとリラックスと心地よさが強くなり過ぎてしまいますので、おススメは就寝する前です。
わが家でも特にハードだった一日が終わった後やどちらかの疲れがひどい時にはマッサージをし合っています。
不思議な事に片方だけがマッサージをされていたとしても、マッサージをしている側もリラックスし落ち着いた穏やかな気持ちになるんです。
施しているようでいて、自分が与えられている…触れる事で得られる気づきをさらに相手に返していきましょう。
一見当たり前のように思える内容をここまで読んで頂いた方は、元々感謝を表す事の大切さがわかっていらっしゃる方かもしれませんね(本当はその気づきを得て欲しい方に読んで頂くのがベストなんですが(^^;))。
ただ、私も含め人間は忘れます。
有難うの言葉は相手から反射して自分に返ってくるものです。
生かされている事を再認識し、利他の気持ちを前に進むエネルギーにしながら自分の経験・自信を大きくしてまた生かされている実感が増す…感謝を伝える事で豊かな循環の中に入っていきましょう♪
#有難う を表すのは誰のため?2

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